愛知県の2つの半島にはさまれた海、三河湾に浮かぶアートの島「佐久島」へ行ってきました。島1周が約11kmで自転車で回るのにちょうど良い広さです。レンタサイクルで西港から東港への内側のルートを回ってみました。
佐久島へは西尾市の一色港から渡船で20分。船内の座席だけでなく、船外のスペースには釣り道具などの大きな荷物や自転車の持ち込みも可能です。
【渡船料金】
大人(往復) 1,640円
小人(小学生)(往復) 820円
※未就学児は、大人1名につき1名無料で乗船できます。
自転車持ち込み 520円
自転車持ち込み(小児用) 420円
自転車の持ち込みは、輪行袋に入れていれば手荷物扱いになり無料です。
7時40分の便で出発!港を出ると飛ばして行きますよ〜。
島には港が2ヶ所あります。先に到着した西港で降りてみました。
降りてすぐにレンタル自転車の看板が。2つの店舗がしのぎを削る??事前に調べてGoogleで評判の高かった「遊々」さんで借りることにしました。看板の前を通ると近道です。
坂道を少し進むと店舗が見えてきます。開店してすぐの8時頃に到着すると、おじさまが一人で対応されていました。とても親切に対応してくださり安心です。
「遊々」さんは西港と東港の両方に店舗があります。基本的には借りた店舗へ返却となりますが、申し込み時に相談すれば別の店舗へも返却できます。
自転車の種類は、一般的なママチャリ、ハンドルがトンボタイプのもの、チャイルドシート付き、子供用自転車、があります。申し込み用紙に代表者の名前、携帯電話の番号、レンタルした自転車の番号を記入します。
【料金】
2時間 500円
3時間 800円
1日 1,000円
お店から東港までは10分ほどで行けるとのことですが、アートを見たり集落で迷子になったりとあっという間に時間が経ってしまいますので1日借りるのがオススメです。
黄緑とピンクの自転車を借りました。使い込まれた感じですが、空気はパンパンに入っていてサドルもきれい。メンテナンスはしっかりされています。
それでは早速アートめぐり!
お店からまっすぐ進むとフラワーロードを通って東港へ行くことができます。有名なアート作品「おひるねハウス」は地図の下側にあるので、まずは島の先端へ向かってみます。
弁天サロン
建物の前に並んだ人魚のお地蔵さま。
やさしい顔立ちで癒されます。島内のあちこちで見かけました。
黒壁の集落
途中で黒壁の集落を通ります。道が曲がりくねっていて迷路のよう。狭いので自転車は押して歩きましょう。
大葉邸
古民家をまるごとアート作品にした大葉邸。石が敷き詰められた庭から外観は自由に見学できます。室内見学は弁天ハウスで申し込みが必要です。
島内は車が通れないような細い道が続きます。
未舗装の道路も多く、ちょっとした探検気分。迷子になってもそれはそれで楽しいです。
おひるねハウス
黒壁をモチーフにしたアート作品。
はしごを登って好きなお部屋へ。黒壁がつやつやしてきれいです。
いちばん上のお部屋から。海を眺めながらのんびり過ごせます。
やぎのノンとビリー
フラワーロードの途中にいる2匹のやぎたち。かわいい〜。
おやつをあげることができます(1個100円)。ものすごい食欲でボリボリ食べてくれましたよ。
食べている姿をVR動画でどうぞ。44秒あたりからです。
やぎが近くて食べられてしまいそう。
天神の浜
島の真ん中の砂浜。ぼーっとしてしまいます。
海岸の岩が段々になっていておもしろい。海食崖というそうですよ。
鳥たちものんびり過ごしているようです。
カモメの駐車場
石の堤防に並ぶカモメのアート作品です。とても可愛い!
ずらずらっと並んで圧巻。風で向きが変わるようで、みんな右を向いていました。
イーストハウス
先程のおひるねハウスの色違い作品。白が海と青空に映えます。
小さめのハウスが長ーいベンチでつながっています。
海釣りセンター
こちらは東港の利用が便利。釣竿はレンタルできます。床が金網になっていてちょっと怖いかも?
新谷海岸
島の反対側に到着!写真では分かりづらいのですが、ほんのり紫色にそまった砂浜です。ムール貝のかけらが砂に混ざっているそうです。
アートだけでなく自然も独特です。
いったいどうなっているんでしょう?
のんびりしすぎてあっという間に4時間経ってしまいました。おしゃれなカフェにも行けなかったし、外側のルートも回れなかった・・・次回はマイ自転車を持って来たいと思います。
この日は女性のお客さんが多かったのか、ピンクの自転車率が高く、駐輪場では黄緑の自転車が目立って見つけやすかったです。
12時37分の便で帰路へ。朝から来てお昼に帰るのがちょうど良い感じです。渡船は2時間に1本間隔ですので計画的に。
猫の写真で有名な写真家、岩合さんの初監督作品「ねことじいちゃん」のロケ地は佐久島。2019年2月22日(猫の日)に公開されます。予告では見覚えのある佐久島の風景がたくさん出てきました。聖地巡礼で来年は混雑してしまうかも?猫たちにも会いに行ってみてくださいね。
詳細情報
公式サイト
佐久島 | 佐久島 愛知県の離島自然あふれるアートの島、 新鮮な魚介類と暖かい人々、四季の草花があなたをお迎えします
アクセス・渡船情報
https://sakushima.com/guides/access/
佐久島船乗り場までの行き方
https://sakushima.com/guides/access/access-ship/
自転車のマークが可愛い輪行袋。フレームサイズ520cm以下となります。