サイトアイコン さんぽみちで迷子

【名港水上芸術花火】秋にも開催!名古屋港の有料花火大会へ行って来ました 2016.10.22(SAT)

旦那さまが有料の花火大会を見つけてきました。名古屋港で10月開催です。名古屋港の花火といえば、夏の「みなと祭り」ですが、あちらは無料。はるか昔に行った時にはものすごい混雑だった覚えしかありません。有料で座席指定ということなので開始時間に合わせてゆっくり行けるのが魅力です。開催は今年が2回目とのこと。試しに行ってみることにしました。

どんな花火大会?

名古屋港の環境保全チャリティイベントとして開催される有料の花火大会です。音楽に合わせてコンピュータ制御による打ち上げが行われます。海上に設置された「台船」と呼ばれる平らな舟が打ち上げ場所となり、完全に無人状態で打ち上げが行われます。4台の台船が菱形に配置され奥行きのある立体的な花火が楽しめます。

打ち上げ発数の公表はありませんが、ローチケの動画では13,000発となっています。実際に見た感じでは少ないかな?という印象でした。

<大会プログラム>

18:30 開場
19:oo 1部開演
CBCテレビ 60サンキュー!企画花火
19:10 2部開演
  1. I Don’t Wanna Miss a Thing / Aerosmith
  2. 純恋歌 / 湘南乃風
  3. ラピスラズリ / 藍井エイル
  4. Oh! Daring / The Beatles
  5. Living la vida Loca  / Ricky Martin
  6. RPG / SEKAI NO OWARI
  7. みんな空の下 / 絢香
  8. Turandot – Nessun Dorma / Luciano Pavarotti Friends
  9. 世界で一つだけの花 / SMAP
  10. I dreamed a dream / Susan Boyle
  11. I LOVE YOU / 尾崎豊
20:00 終演

第1部の企画花火はサプライズプロポーズ。テレビ局の企画に応募したカップルの思い出の曲にのせて花火の打ち上げを行った後、男性からプロポーズするというものでした。
第2部からがメインの花火大会です。全体的に選曲が少し古めでした。主催者の思い入れがあるのでしょうか。最後が尾崎豊で花火はポツポツとまばらに上がり、しんみりとした感じで終わってしまいました・・・

座席はどこがいい?

座席の配置は下図のようになります。(パンフレットより)


「関係者席」、「個人応援協賛席」、「車いす席」、「カメラ三脚ゾーン」の4種類あります。一般販売される「個人応援協賛席」は4つのゾーンに分かれ、さらに前側がS席、後ろ側がA席となっています。

<料金>
個人応援協賛S席 ¥3,800(税込¥4,104)
個人応援協賛A席 ¥3,500(税込¥3,780)

見やすいのは正面となる青ゾーンで、4台の打ち上げ台からの花火がバランス良く見られると思います。私たちは赤ゾーンS席を購入しましたが、購入時期が遅かったので水族館側のいちばん端のエリアになってしまい、少し斜め方向を向いて見ることになりました。花火は上に打ち上がるのでS席とA席の差はほとんど無いと思います。こちらの座席では三脚の使用が禁止されているため、本格的に撮影をしたい場合はカメラ三脚ゾーンへ事前の申し込みが必要です。


座席によって入場ゲートが異なります。地下鉄名港線「名古屋港駅」を出てすぐの交差点に看板が出ていました。(17時頃の様子)


赤・青・黄ゾーンの入場ゲート。ここから先はチケットが必要です。

ゲートからまっすぐ突き当たりの赤ゾーン。クルーズ船の発着場所となる平らなスペースにパイプ椅子が並べられています。

座席はぴったりとくっつけられているため座ると身動きが取れません。前後の間隔も狭く、座っている人の前を通り抜けることもできないくらいです。これは狭くて辛かった・・・

座席の高さに差がないので、上に打ち上げないタイプの花火は良く見えませんでした。展望広場にある関係者席(A席)からでないと綺麗に見えないのかも・・・

天候は雨もなく、風が少しある程度でした。上着は要らなかったかな?と思っていると、開演後は風も強くなり、かなり冷え込みました。長袖のシャツに薄手のニット、ウィンドブレーカーという格好でしたが肌寒かったです。ユニクロの薄いダウンベストを着ている方もいるくらいでした。女性は暖かい膝掛けなど用意されると良いでしょう。座席が狭くて後から羽織るのも一苦労なので事前にご準備を。


トイレは仮設が3か所あります。写真は赤ゾーンの手前のトイレ。20個あるうち男性用が4つしかなく、かなりの行列になっていました。去年、女性用のトイレが少ないとクレームがあったのでしょうか?女性用は並ぶことなく利用できました。青ゾーン手前のトイレも同様に男性が混雑していました。来年は男女比の改善が必要ですね。

カメラ三脚ゾーンはゲートを通る前に、総合案内で受付をする必要があります。


17:20頃の総合案内前。まだ受付は開始されていませんでした。開場と同時のようです。

17:30の開場と同時に受付開始。チケット購入とは別に、電話のみでの申し込みとなるため、身分証の提示を求められていました。受付が終わった人から腕章をもらって通常のゲートから入場。人数制限があり、500名程度のようです。

三脚エリアは個人応援協賛席の後ろ側にロープで仕切られたエリアになりますが・・・

草ぼうぼうの真っ暗な斜面です・・・。鈴鹿サーキットでF1開催時のカメラマンシートと同じ感じですね。席はなく、指定のエリア内で自由に移動することができます。次回はこちらにしようかな

個人応援協賛席すぐ後ろの植え込みのあたりも利用していいようです。スチルと動画の2台体制の方々が多く見られました。

駐車場はあるの?

ガーデンふ頭駐車場が利用できます。


17時頃の駐車場入口の様子。混雑具合が分からなかったので私たちは電車で行きましたが、17時頃はまだ余裕がありました。水族館遊園地のシートレインランド駐車場は確認していませんがこの様子なら早く来れば停められそうです。開場後、入場して来た人たちが「東海通りの方まで行っても駐車場がいっぱいだった」と言っていたので、ギリギリに来ると停められない可能性があります。ちなみに東海通りは名古屋港駅から3駅ほど戻ったところになるので、駐車場はかなり混雑するようです。


終演後のシートレインランドの駐車場の様子(20:40頃)。出るのにかなり混雑していて、車がほとんど動いていない状態でした。

食べ物・飲み物は買える?

お祭りの醍醐味と言えば、屋台の食べ物。フードエリアが設けられていますがお店の数は少なめ。10店舗くらいだったと思います。


B級グルメ的なものから、お弁当、アメリカンドッグなどのスナック類がありました。お酒はビールとハイボールしかないようです。食べ物の持ち込みはできますが、缶・ビン類の持ち込みは禁止されているため、お酒の持ち込みは難しいですね。

ビートルバスのかわいいキッチンカー。

どのお店も長蛇の列ができていたので早めの購入をお勧めします。フードエリア以外にもボートハウス(無料休憩所)の前に1店舗、ゲート内はポートハウスの前に数店舗ありました。

今回購入したフードはこちら。

自家製ジャンボ肉まん
500円


せいろから次々と渡してくれるので列が短く、回転が早くてオススメ。

一般的な肉まんの3〜4倍はあるでしょうか?具がたっぷりで美味しかったです。

天むすび
800円


肉まんと同じ場所で購入できました。東山ガーデンというポートビルに入っているレストランが作っています。

名古屋名物えびの天ぷらが入ったおにぎりが5個。


ごはんは白飯ではなく菜飯でかなりしょっぱかったです。天ぷらにも味が付いているのでかなり味が濃く、この後ずっと喉が渇いてしまいました・・・

三脚ゾーン以外で写真や動画は撮っていいの?

三脚や自撮り棒、ドローンの使用は禁止されていますが、撮影自体は特に問題ありません。

Olympus Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5 / ISO 200 / 14mm / F10 / 1.0s

三脚が使えなかったのでバルブ撮影は諦め、オリンパスOM-Dシリーズのライブコンポジット機能で撮ってみました。

Olympus Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5 / ISO 100 / 14mm / F9 / 8.1s

花火の打ち上げの音を聞いてからシャッターを押して記録し続け、何度か打ち上がったところを1画面に収めています。30秒間くらい固定で撮っていますが、手ぶれでガタガタ・・・でもこれだけ撮れれば十分ではないでしょうか。

Olympus Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5 / ISO 100 / 14mm / F10 / 1.0s

花火は種類も多く、近いので迫力満点。

Olympus Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5 / ISO 100 / 14mm / F10 / 1.0s

花火大会にありがちなスポンサーのCMもなく、次々とプログラムが進行していくのが良かったです。ただ、選曲が微妙で、せっかく1/30秒単位で制御しているという特性を生かしきれていないように思いました。

まとめ

有料で座席を確保しておけるというのはとても良かったです。気候も暑すぎず、お酒を飲むには少し肌寒いですが、快適に過ごせました。打ち上げ時間が1時間というのはかなり短くあっという間だったので、写真は撮らずに純粋に花火を楽しんだ方が良さそうです。運営もきちんとしていて落ち着いた花火大会でした。来年はどんな企画になるか楽しみですね。